Negadra-Jack.

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シーズンが終わった今、感じていること

皆さん、こんにちは。

2011年のシーズンは、福岡ソフトバンクホークスの日本一で終わり
ました。前回の記事では「おめでとうございます」の一言も言って
ませんでしたが、今になって思う事として、ソフトバンクと日本
シリーズが戦えて良かったなぁ~って思ってます。

個人的に、「最強の対戦相手」としては2009年の巨人だったと思って
ますが、あの時のドラゴンズは全く戦えていなかったのに対し、
2011年のドラゴンズは「最強ソフトバンクとキチンと戦えた」…
貧打とか関係なく、和田、杉内、摂津、ホールトン、山田と言う
強力な先発と、森福、金澤、ファルケンボーグに摂津も加わった
強力な中継ぎと抑えと。さらに打つ方も前日の失敗を引っ張らない
切り替えの速さを持った選手ばかりで。

「あぁ、素晴らしいチームだなぁ~」と、西武、日ハム、ロッテと
目の前で日本一になったチームに対しては「上手くやれば何とか
できただろうに」と思ったのに対し、今回の対戦相手=ソフトバンク
については「精一杯やった結果の3勝4敗」と、素直にそう感じて
ます。2011年のドラゴンズを見てきたファンとして、セリーグ代表
チームの名に恥じない戦いが出来たと。そう思ってます。

そして、
日本一の監督インタビューの中で、インタビュアーの方がアジア
シリーズへの展望を引き出そうとした時にそのフリを制して
今季のプロ野球は被災地の方を勇気づけようと懸命に戦って来た
事を、プロ野球のチームを代表して、決して器用な表現でも
無かったけど、でも、朴訥ながらも真摯に語ってくださった秋山
監督の発言には、本当に感動しました。

3月11日の震災が、
東北に、日本にもたらした影響と言うものは本当に大きく。
その大きさと困窮度合いから逃げるために、メディアや多くの人が
良くわからない事物への懸念に物事を置き換えて…逃げて行く傾向
があったように思われます。
「電力不足」「モノ不足」「放射線量」などなど、或いは瑣末な
事を大きく取り上げ、東北と向き合うのではなく日常の些細な事
に目を向けさせるよう、恣意的な情報を流していたように…私に
とっては感じられる事が今なお多く存在します。

そんな中、恐らくプロ野球と言う「娯楽」を続けて良いのか?
これが人々に勇気を与えられるのか?などなど、今季のプロ野球
は多くの葛藤や自問自答との戦いだったと思ってます。楽天の嶋
選手が「見せましょう、野球の底力を」と被災地への力強い
メッセージを発して、その気持ちを多くの球団が、選手が、そして
ファンも…共有して始まったはずのシーズンであったとは思います
が、その気持ちがどこかで中弛みして行っている感は…正直あり
ました。

そんな中、シーズンが終わるまで、全力疾走で手を抜かない野球
をキチンと出来たソフトバンクと、それを遂行させた秋山監督の
手腕には心から感服し、そして最後の締めくくりに…被災地への
気持ちを語っていただいた事で…2011年のプロ野球は有終の美を
飾れたと思っております。
その有終の美を飾る試合で、我らが中日ドラゴンズも死力を尽くして
いた事も…誇らしく思ってます。

3月11日の震災から3カ月たった6月11日。
中日ドラゴンズが交流戦で東北楽天ゴールデンイーグルスと戦う
その日に、私は震災後初めて東北の地に行きました。心の中では
仙台で野球を見ようと言う気持ちで行きつつ、被災地への助力を
せずに野球観戦だけして帰る事がどうしてもできず。
だから、1日は被災地でボランティアをしようと思って…石巻に
向かいました。

そこで見た光景を、
私は未だに忘れる事が出来ません。津波にさらわれた家々、瓦礫
やグチャグチャになったクルマ、打ち上げられた魚の死骸の数々、
むせ返るような生臭い匂い、ヘドロだらけの地面…ライフライン
が寸断されたままの石巻。

その光景を目の当たりにした時、
無力な私は涙をポロポロ流す事しかできませんでした。
ボランティアとして、微力を貸す事はできたとして、その微力を
どれほど結集すればこの事態は収束するのだろう?自分にとって
できる事だけしていて、それが何になるのだろう??被災地と
今後、どう向き合って行けば良いのだろう?

…それよりも何よりも、「3か月、何やってたんだよ?オレ??」
と言う自責の念が強く強く、我が心の中で叫び続けてました。

女優、蒼井優さんが、いわき市を舞台にした映画=フラガール
に出演したご縁で、震災後初めていわき市を訪れた時に同じよう
な感想を持たれたと聞きます。「私は東京でできる支援の事だけ
を考えていた。今思うと何でそんな事を思っていたのだろう?
何でもっと早く来なかったのだろう?恥ずかしい」と言ったよう
な、そんな自責の念を持たれたそうです。その気持ち、良くわかり
ます。

プロ野球選手で言えば、巨人のラミレス選手が僅かな隙間を
見つけて、シーズン中にも関わらず被災地を慰問されたそうです。

西武との試合が終わった直後に山形県まで移動し、早朝出発で
被災地に入って子供たちに野球道具をプレゼントして。その時に
「僕は日本の文化で育ててもらった選手。だから恩返しがしたい。」
と言われたそうです。

ライフラインが寸断され、足りないモノだらけの被災地に対し、
社会的地位の有無とか持ってる金の多い少ないなど関係なく。

もっと言ってしまうと「個人の物理的支援、金銭的援助多い少ない」
など取るに足らないものだと思います。孫会長や、後はユニクロの
柳井会長が多額の義援金を寄せられた話についても、立派であると
は思いますが「焼け石に水」であるとも思ってます。問題なのは
「気持ち」であり「額面」じゃない。

必要なのは…「過去のこと」として風化させない事と、そして
東北への支援の気持ちを持ち続ける事。…東北だけじゃ無く、
周囲にもし困ってる人がいたら…無関心でいちゃいけないと言う
点も含め…お互いがお互いに「支え合う気持ち」を持つべきなん
だろうなぁ~と。

42年生きて来て、そんな事に気付いたのは震災があったからです。
全部流された石巻の町で、クルマを停めてヘドロと魚の死骸と、
物凄く大きな蝿の飛び交う景色の中にたたずんだ時、自分の
無力さを痛感しました。そしてもし仮に、3月11日にその場にいた
としたら…為す術なく流されて行ったんだろうなぁと言う想像も
ありました。

亡くなられた皆様のご冥福を祈るとともに、

今なお、被災地で苦しんでらっしゃる方のために「出来る事」
って何ぞや?寒い冬が来て、仮設住宅でポツーンと暮らす日々を
支える手段って何があるのだろう?…今なお本当に色々と考えて
ます。

秋山監督が「被災地に勇気を」と仰られた、
その被災地に向けて発したエネルギーは、恐らく被災地以外に住む
人々にも届いたと思ってます。日常暮らす中で、特段不足の無い
人々が…野球から多くのエネルギーをもらったのであれば、その
エネルギーをぜひ被災地に届けて欲しいと。

野球から多くのパワーをもらった、
そのパワーを…東北に届ける事って、プロ野球に携わる多くの皆さん
の望むところなんじゃないかな?って、僭越ながらそんな事を思って
ます。

セリーグパリーグの代表チームとして、
ソフトバンクと中日ドラゴンズが…死力を尽くして戦ったこと。
その「死力」の源には…被災地を勇気づけるって気持ちがあったこと。

だからこそ我々は感動したこと。

その感動って、行動を起こすエネルギーとしてはじゅうぶんなんじゃ
無いかな?って。私はそう考えます。

一歩踏み出す行為には、本当に勇気がいると思います。
でも、一歩踏み出さないと何も生まれなかったりもします。
この日本シリーズ中、ソフトバンクもドラゴンズも、外野を守っていた
選手がそれぞれ…失敗を恐れず怪我を顧みず一歩も二歩も踏み込んで
プレーをしてました。ソフトバンクの内川選手、多村選手。
ドラゴンズで言えば小池選手に平田選手…誰もが失敗を恐れずボール
を掴み取る!と言う一心で果敢にプレーをしてたように見えました。

その気持ちに、ファンは感動を覚えます。

我らも、例えばこの身は無力であったとしても、
その無力さから踏み出す一歩ってのは…物凄く素晴らしいと。

そう感じてます。

一度やめちゃったブログをもう一度はじめると言う行為は…正直、
自分の中では物凄く「みっともない行為」だと思ってました。いや、
今でも「こんな事で良いんだろうか?」って思うところはあります。

でも、ブログを書く事で多くの皆様の耳目を集める事が出来て、
その耳目より派生した繋がりもできて、物理的にも経済的にも…
被災地への支援が出来た事、そしてそれを続けて行く気持ちが
強くなっている事については、本当に良かったと思ってます。

正直、「ネガドラ、どれだけカマってちゃんなんだよwww」って
声がブログを再開した時にはあるんだろうなぁ~と思ってました
し、スンナリ受け入れていただくにはあまりに野球に対しての
情報量が少なすぎる、切り口がショボすぎると言う気持ちが
ありましたが(笑)。

皆様の支えと、
そして何より「大目に見ていただいている寛容の精神」の下、
日本シリーズ終了まで続ける事ができました。本当に本当に感謝
しております。ありがとうございました。

野球ブログにつきましては、
一度引退した身であり。それが復活してきたのにまた引退などと
言う狼少年のような事はしたくないので(笑)。前回のように
「スパっとデータを消去する」等と言う事はしません。一方で
恐らく私は真剣勝負の時が来ないと大した事が書けない自信が
ありますので、しばらくは更新を休ませていただきます。

冬の間は、
「走りこみ」と称して東北への支援活動を精一杯やって行こう!
と思ってます(笑)。走りこみと申さば来る12月1日より、東北地方
の高速道路の料金が無料になったり休日無料になったりするそうで
す。クドいようで大変恐縮ですが、勇気だの元気だの希望だの、
野球からもらいっぱなしであるのも何だかなぁ~って気がするので。
いただいた勇気だ元気だ希望だのを「おすそ分け」するために、
ぜひ、被災地に足を運んでいただければなぁ~と。

そんな事を思ってます。

随分長い記事になってしまいました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。

それでは皆様、ごきげんよう。

コメント


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一年間更新お疲れ様でした。

個人的なことですが、私は、ネガドラさんの記事を見て、「自分も何かしたい」と思って、8月に被災地に行きました。

同じように「なぜもっと早くに行かなかったのだろう」と思ったのと同時に、「行ってよかった」と思いました。
見なければ、ずっと対岸の火事のままだったと思いますし。自分の目で見たおかげで、知人に対して現地の状況を伝えることもできました。

被災地に行こうと思うきっかけを与えてくれたことを感謝しています。
本当にありがとうございました。

大豊 | URL | 2011年11月23日(Wed)17:13 [EDIT]


お疲れ様です

今年は野球を観に行ったつもりで、全部被災地に使おう(時間もお金も)と思いました。野球もタイガースも大好きですが、球場で大好きな野球を観てワクワクする時間を、今年は違う使い方してもいんじゃないかって。
石巻・福島と被災動物ボランティアを通して思う事は、ネガドラさんと同じく「風化させない事」。
特に、原発にかかわるトコはまだ震災後真っ只中。これからも細くても長く続けていきたい活動です。
来シーズンは「どれ、野球観に行こうかな」と思える時が来るって信じています。

よっしー | URL | 2011年11月29日(Tue)22:04 [EDIT]


炊き出しおばちゃんです

来月10日が一応今年のしめになります。

行くたびに思いが強くなります。

若い人やチョット尻ごみしていた先輩を結果的には引っ張り込み連れてゆくというのが私の役割でした。
10日はしっかり餅サついてくるがらなー!

おりがみ | URL | 2011年11月30日(Wed)12:22 [EDIT]


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| | 2012年03月26日(Mon)20:16 [EDIT]


 

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