Negadra-Jack.

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9回表の人間模様

中日 2 - 1 ヤクルト

勝:吉見(2勝0敗0S)
S:浅尾(0勝0敗1S)
敗:館山(0勝1敗1S)

本:井端 1号(6回裏2ラン)


吉見が投げた試合、
吉見から即浅尾にバトンを渡すと大よそロクな結果が出ない。
吉見の球のキレに対し浅尾の球の勢いが…相手打者にとって良い
ように作用するのか?とにかく、吉見が走者を残して浅尾に後を
託すと結構な割合で悲惨な結果が待ってる気がして。
8回表1死から吉見が宮本にヒットを許した後、落合監督がマウンド
に行き。プレートの土を慣らす仕草を見せたので「え?交代??」
と思ったけど、落合監督は檄を飛ばしただけでそのイニングを
吉見に託した。吉見は、エースとしての責任をキチンと果たした。

9回表、今の状態で申さば浅尾よりも岩瀬だろう?と言う事で。
マウンドには守護神岩瀬が上がった。岩瀬がいきなり代打川本に
2塁打を許すも…代打飯原、続く田中浩康を連続三振。
後は…青木を打ち取れば、岩瀬のセーブで試合終了だった。

…岩瀬の投じた7球目を、岩瀬の代名詞のスライダーを、青木は
センター前に弾き返した。1点差に迫られるタイムリー。次は
ホームランのある畠山とバレンティン。

落合監督が、本当にさみしそうな、それでいて優しい表情を
浮かべてマウンドに来た。その意味を岩瀬が察する。そう、交代。
岩瀬のプライドとか守護神の責任とか、そうしたものを守るの
ではなく、目の前の試合を取るために「もっとも確実な投手」
を起用する…つまり…守護神は浅尾と言う事。

ここに来て、落合監督が守ってきた型を、落合監督自らが壊した。
凄く、寂しそうでもあり辛そうでもあった。でも、恐らく皆の
中に「その時が来た」と言う気持ちもあったと思う。
むしろ…この型を他ならぬ落合監督が壊してくれて良かったと
すら思った。

マウンドに上がった浅尾は、ずっと状態が悪い。
畠山に投げた球も、正直あまり良い球だと思えない。

その畠山を、
このところ全然打てなかった畠山を、敢えて打席に立たせたのは
他ならぬ畠山を育てた小川監督だった。ベンチにはまだホワイト
セルもいる。右の浅尾ならば或いはホワイトセルの方が打つ
可能性があるかも知れない。ってか今の畠山よりはずっとずっと
可能性は高いだろう。
でも、畠山を立たせた小川監督。
それは、畠山がどれほどの苦労を重ね、努力をしてここまで来た
選手であるかを小川監督が知ってるからなのだろう。高卒でヤクルトに
入団し、ずっと泣かず飛ばずで…練習をサボってパチンコに行って
しまうほどの劣等生だった畠山に発破をかけ…必死になるように
促し。ここまで育て上げた小川監督は、今、目の前の1打席を畠山
から奪う事は出来なかったのだろう。

「オマエに任せる」…任された畠山の打球は…無情にもサードの
ファウルゾーンに飛んだ。

岩瀬も、畠山も…恐らく物凄く悔しかろう。情けないだろう。
でも、両名とも…今日の試合をまた始まりにしたら良いと思う。

今日はダメだったけど、岩瀬はこのファイナルステージにおいては
ずっとずっと良いボールを投げていた。浅尾がダメだった初戦に
おいて、岩瀬に対し「オマエ、慣れてるだろう?」とピンチの場面
を託した落合監督。…その「慣れてるだろう?」と言われた岩瀬は、
キッチリと仕事をしたように。まだまだ守護神の座をポーンと渡す
事も無いと思う。現状はそうなったかも?だけどまだまだ抗って
欲しいと思うし、ヤクルトの畠山も、あのチカラ無い飛球を打ち上げた
のが自分の力量であるとするならば、その力量をもっともっと研鑽
すれば良いじゃない?と。

今日失敗に終わった、
今日負けた、今日…敗れ去った…、でも、今日の結果が永遠に続く訳
でもなく、2012年の春になれば、また新しい勝負がやって来る。
悔しさなど、その新しい勝負のためのチカラを得るための…キッカケ
のようなモノだと思う。

この4試合、ずっとずっと「何だかなぁ~」と思っていたクライマッ
クスシリーズのファイナルステージだったけど。…今日の試合は
凄く面白かった。…と言うか感動した。

何に感動したって、ドラゴンズの吉見と、ヤクルトの館山の…命を
削るがごとき投げ合いであり、6回裏に館山の異変を察知したヤクルト
の荒木コーチの狼狽っぷり、小川監督が一点を見つめて微動だにしな
かった事、館山の…疲労困憊の表情とそれを隠そうとしてか牽制を
繰り返して…そして井端に被弾した事…その後の、本当に泣き出して
しまいそうな館山の表情などなど。

壊れてしまいそうな身体を、
強靭な精神力で鼓舞して鼓舞して、それでも精神力だけではどうにも
ならなくて。それでも「お前に任せた」と真っ直ぐな視線をマウンド
に向ける小川監督がいて。

その末の勝負だった。

後悔はあるだろう、たぶん。

でも、この後悔が今後の糧になると思った。館山も、そして畠山も。
今日の後悔がより大きなチカラを生むだろうと思っている。

今日は、ドラゴンズが勝った。そして、日本シリーズの出場権を得た。
選手のコンディションや選手層などなど考えて、これほど薄氷を踏む
勝ち上がり方をするとは…正直あまり思って無かったけど。

やっぱり「気持ち」ってぇのは大切だな?と、改めてそう思った。
「勝ちたい!」と言う気持ち、「頑張る!」と言う気持ち。
「嬉しい、悔しい」…これを維持したい、これを乗り越えて行く!って
色々な気持ち…。

今日の試合に関して申さば、
「何とかする!」と言う強い気持ちを持った選手の、ベンチの「必死さ」
をたくさん見せてもらえた気がしている。お疲れ様、そして「ありがとう」
って。両チームに心からそう言いたい。

恐らく、今日の悔しさを抱えた小川ヤクルトは、来年もっともっと強くなる
と思う。今日ダメだった畠山は、恐らく血のにじむような努力を重ねて…
もっと凄い打者になるんだろう。

ドラゴンズに関しては落合監督がいなくなっちゃうから、
今の体制を維持できないし目指す野球も違ってくるかも知れないけど。

来年もぜひ、ヤクルトとは今季のような…ヒリヒリするような野球を
見せて欲しいと願っている。うん、ファイナルステージの対戦相手が…
選手を信じる!と言う姿勢をずっと貫いてくれた小川監督率いるヤクルト
で良かった!と。今日についてはがっぷり四つの良い試合が見られた事を
嬉しく思ってます。

↓ってな訳で。
 日本シリーズの出場権を手に入れました。
 後はもう、「最強ソフトバンク」にどう挑むか?
 「落合ドラゴンズ最後の戦い」は…どんなモノになるかを…ビシっと
 見守るのみでしょう。
 どんな結果に終わっても、両の眼を見開いて…キチンと見守ろうと
 思っております。
 ポチリと一発、よろしくお願いします。


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コメント


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日本シリーズ出場おめでとうございます!

今日の試合は本当に素晴らしかったです。

落合監督も野球の鬼に戻られたようですし。

日本シリーズ頑張ってください。

元大阪爺 | URL | 2011年11月06日(Sun)23:58 [EDIT]


接戦続きでしたがやってくれましたね。

Negadraさんのおっしゃるように、昨日の試合では落合監督の人間味溢れるところがかいま見え、ほほえましく思えました。

優勝経験が宮本1人なのに対し、ほぼ同じメンバーで戦ってきた中日。経験の差もあったんですかね。
去年のロッテとの日本シリーズ。もどかしく、ハラハラした延長戦。
この8年間でああいう試合を幾度となく経験してきたのはやっぱり強みですよね。

このスタッフと選手達での最後の戦いを同じく最後まで見届けたいと思います。

みなづき | URL | 2011年11月07日(Mon)13:13 [EDIT]


 

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