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Negadra-Jack.

これで良いならそれで良い

中日 1 - 2 ヤクルト

勝:バーネット(1勝0敗0S)
S:林昌勇(0勝0敗1S)
敗:山井(0勝1敗0S)


正直言って、采配ミスなのか?選手の力量が不足しているのか?
良く分からない試合だったが、何となく「落合監督、ありがとう!」
と言う謝恩会のような感じだった。「ありがとう、山井。お前の
おかげで日本一になれた!」「ありがとう、荒木。お前がいてくれた
から皆が厳しい練習に耐えてくれた!」「ありがとう、谷繁。
お前がマスクを被った試合は安心して見てられた!」などなど。

今日のこの試合を戦うチームと言うよりは「あの時はあぁだった
ね。懐かしいね。」と言う…センチメンタリズムを感じる内容
であり。ヒリヒリした戦場の空気を愛する身としては「こんな
試合を続けておるようなら…ヤクルトが勝ち上がればよろしい」
とすら思ってしまった。

必死に戦った末ならばこんな嫌味ったらしい事は一切思わん。
半面、ヤクルトが必死に戦っている。満身創痍で、明日の事を
考えない戦いをしているのに対し、5番谷繁とか7番に平田を
置いているとか言う並びは…いささか慢心が過ぎないか?と。
今の谷繁のバットに多くを望むのは酷だし、平田の身体のキレ
も全然ダメであり。「功労者」「機能した事がある」「そのうち」
などと言う余裕をカマして追いつめられるサマを何度も見てきた
身として(昨年の日本シリーズなどその典型)、やるべき事や
うつべき策をうたずに敗れ去る時に感じるムードを…実は一昨日
の試合からプンプン感じており。
昨日の敗戦でそれを改めるか?と思ったら…4回裏1死満塁で
打者山井のままと言う。あれが今日の試合の敗因と言って良い
だろうし。そして7回裏1死1塁3塁からの「5番谷繁の三振」も、
昨日の時点で「谷繁の5番はねぇな!」と見切っていれば
発生しなかった事だと思う。

ヤクルトは…そんなナメた野球をして良い相手なの?
…そうとは思えない。シーズン終盤に大失速したのは事実だけど、
でも、144試合の殆どを首位として戦ってきたチームである。
そして、必死にクライマックス1stステージを戦いぬいて来た
チームであり。ドラゴンズに対して「やり返してやる!」と
言う燃えるような気持ちを持っているチームでもある。

そのチームと対戦する時に、
「俺らはこの並びで勝ってきたからこの並び」と言う。
そんな戦い方で良いのだろうか?…もし仮に、今季で落合監督
が退団する事が決まって無ければ、この3日間の戦い方に
対しては罵声のオンパレードを浴びせたいほど…ハッキリ言って
「面白くも何とも無い戦い」であり。見どころと言えばハマスタ
で最後の最後まで出番の無かった…そして胴上げ試合なのに
非常に複雑な表情を浮かべていた岩瀬が、登板した2度のマウンド
で物凄く気魄のこもったマウンドを見せてくれてること“ぐらい”
だと思っている。

仮に落合監督が「何を焦ってるの?まだ一つ負けられるじゃん?」
とうそぶくならそれも良い。その1つのはずの負けが2つになって、
クライマックスファイナルステージで敗退したとしても、別に
誰かを、何かを責めようとも思わん。それは勝負の世界の常で
あるとも思っているし、今のヤクルトは必死に戦っているチーム
だし。ヤクルトと必死に戦った末に敗れたのなら…それはそれ
でしゃーないとも思う。

でも、ドラゴンズが必死に戦ってるか?と問われれば、
ぜんぜんそうは思えない。ってかナメてる。巨人が澤村を温存
して引っこめた末に敗れた試合やら、寺内と心中した試合とか
と同じく。目の前の対戦相手ではない何かと戦ってる…そんな
印象を受ける。

気に入らん、
ツマラン、そして腹立たしい…ってかヤクルトに失礼であると
すら思うのが、この3試合のドラゴンズ。…まぁヤクルトから
すればその「失礼」は全然ウエルカムなのだろうけど(笑)。

一方で、別に此処で終わるチームならどうぞ終わりなさいとも
思っている。まぁこのシリーズは「落合野球の集大成」と思って
いるし。余裕をカマしてコテンとひっくり返って終了!と言う
野球が落合野球の集大成ならば、まぁそれはそれで「らしい」
とも思うし。

ファンのためと言うよりは、選手とベンチが必死に戦って最高の
想い出を残してくれればそれで良いと思っているので。この
戦い方=落合野球の必死であるとするならば、別にそれを否定も
非難もするつもりは無い。…我が嗜好とはいささかマッチしない
野球であるとは思いつつ。今の戦いを楽しむ権利は、ファン
よりもむしろ選手たちにあると思ってるし。

感想として「ツマランなぁ~」と思うけど。
それ以上の感想は持つまい。どうぞ存分に戦ってください!
ぐらいのテンションで、明日以降も見守ってみようと思う。

思えば神宮で、5番1塁谷繁と言うスタメンをやってのけた事が
あったっけ?…「何それ?凄い!」と言う荒技をやって、逆転
優勝をしたチームが、今は判で押したようなミスを犯して
敗れてる。やられた記憶も、そしてやっつけた記憶も…
それぞれが持っているライバル同士の戦いだけど…ドラゴンズ
サイドから見るとこの3試合については非常にガッカリする感じ
になっている。

明日はどうなりますかね。
願わくば「戦うチーム」であって欲しいと思っておりますが。
いずれにしてもこのシリーズは、選手とベンチのモノだと思って
おりますゆえ…感想以上のダメ出しは避けようと思っております。
はい。

↓にしても…スッキリしない。
 何とかスッキリしたいモノです。
 ポチリと一発、よろしくお願いします。


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コメント


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落合監督は選手に好かれて終わることを考えている気がする.

試合の経過と落合監督の談話ををネットでチェックしているだけですが同じ印象を持っています.
 というか,ペナント終盤から落合監督の談話がやたらと選手にやさしくなってきており,まるで野球の鬼が好々爺に化したようです.選手が好調で「ウマなり」で勝てる時はそれで良かったのでしょうが,ペナントが終わって一休みした後も,指揮官が好々爺では,さすがの中日もチトきついのではないでしょうか?対するヤクルトは,あの温厚な小川監督が目先の勝負の鬼になっているだけに・・
 以前から,落合監督は目先の勝負にこだわらない監督でしたが,今回は特に,「選手に惜しまれて出て行く監督」像を,勝負より優先しているように思えてなりません.

元大阪爺 | URL | 2011年11月05日(Sat)14:18 [EDIT]


 

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