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Negadra-Jack.

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ism

中日 4 - 1 ヤクルト

勝:吉見(18勝3敗0S)
敗:赤川(6勝3敗0S)

得てして「酔っ払いチームになぜ負ける?」と言われる、ビール
翌日の試合のドラゴンズの勝利。しかも出場した選手はレギュラー
とは言い難い選手ばかり。
そんな試合において、落合監督は「吉見に最多勝と最優秀防御率
を取らせるべく、5回表と6回表のマウンドに吉見を起用した」訳で。
実はこうした起用は今回が初めてじゃない。2度目であり、2009年
にこれをやった時にはさんざっぱら叩かれた。「インチキ最多勝」
とか色々言われて、更には吉見が「ニンニク注射、やってまーす」
と屈託なく発言した事も加えて…大変いけない事をしている感が
あったりした。

2年では、まだそうした「いけない事をした感」は決して払しょく
されておらず。恐らく「また吉見のインチキ最多勝か!」と
言いたくなる人も多いんじゃないかな?と思うけど。

こうした「ルールの範囲で可能な事は屈託なく実行する」と言う、
勝利へのこだわり、記録へのこだわりのようなモノが…落合監督の
イズムなんだろう。やるからには勝つ、勝つためにプレーする。
そのためには数字を残す。数字にこだわる。数字を残すためには
基礎的なプレーが出来なくちゃダメだ。だから練習させる、野球
漬けにして他の事が考えられなくなるまで、野球に没頭させる。

それが落合監督の言うところの「練習は嘘をつかない」。

練習をして、試合に出られる価値があると監督が判断して。
そのうえで結果を残した選手を評価し、その選手の残した記録
への敬意を払う。今日、吉見に勝ち投手の権利を「授けた」のは
…吉見と言う投手への敬意のあらわれだろう。最多勝の記録が
狙えるところまで良くぞ頑張った。取れるところまで来たんだから
取らせてやろう!と言うのが…落合監督の愛情表現であり吉見への
感謝の気持ちなのだろう。

批判や非難、「そんな勝ち星に意味があるのか?」と言う指摘は、
当然あるとは思う。けど、重ねた17の勝ち星は…いつもいつも
我慢に我慢を重ねて挙げた勝ち星だった。その勝ち星の数々に
対し、「良くやったな」って、ひとつプレゼントしてくれたのが
今日の勝利であり。そのプレゼントに、吉見は全力で応えた。
打者6人に対して全く付け入る隙の無い投球で、18個目の勝ち星を
挙げた。

「頑張る」ってなんだろう?
おそらく、チームを勝利に導くために必要な要素なんだろう。

辛くて苦しくて、逃げ出したり諦めた方がラクになれるのに、
でも、頑張り続けたから吉見は…17個の勝ち星を重ねて来られた。

そんな吉見について。落合監督はある試合で「吉見が頑張った?
負け投手になった投手が何で頑張ったの?負け投手を持ちあげて
どうする?」と、序盤で喫した失点にもメゲずにキチンと投げた
吉見のマウンドを評価する記者連中の言葉に真っ向から反論した
事があった。「勝ってナンボの世界で負けた投手など評価しない」
と言う事かと。

メッチャ頑張っていたのに、
野手が点を獲ってやれば良いだけの話なのに。

でも、点を取られて負け投手になった吉見を…落合監督は評価
しなかった事があった。…それから吉見は、腐るでもメゲるでも
無く、本当に本当に頑張って、その上で結果を出せる投手になった。

「勝つために、頑張って必死に投げて、そして勝つ!」

そんな気持ちを、吉見のマウンドからは感じた。

その気持ちへの落合監督からの返礼が今日の試合。
そして、落合監督への返礼が、打者6人を6人で切った吉見のマウンド。

私個人、そこにYesもNoも無いと思う。

昨年の日本シリーズ第7戦で、
ドラゴンズが敗れた試合の後、吉見は号泣したそうだ。
吉見はその試合で先発投手だった。じゅうぶんな援護をもらっていた。
後は勝てば良い試合において、吉見は投げ抜く事ができずに中継ぎに
マウンドを渡した。その中継ぎが打たれて逆転され、それでも9回裏に
追いつき…延長戦になり。

その試合前に、高熱を発していた浅尾が、
一人で懸命に投げていた。投げられる状態じゃない浅尾が、必死に必死
に何イニングも投げて…そしてついに力尽きた姿を見て…同年の吉見
は号泣した。「俺はなんて不甲斐ない投手なんだ!」と、自分を責めた
んだろう。

自分を責めた結果、肘の手術に踏み切り。開幕に間に合わなくても
万全の状態で戻ってくるまで我慢をしようと決意をして。…震災で
開幕が遅れたことから…思いのほか早く帰ってくる事が出来て。

それが今季の吉見。
僅か3試合しか負けてない。ドラゴンズの貯金の殆どを稼ぎ出した
先発投手…ってかエースが吉見。

エースへの、落合監督からのプレゼントの1勝は、
誰が何と思おうと、何と言おうと…知ったこっちゃ無く…私の中で
は「美談」であり、「落合イズム」だとも思う。

↓本当に、
 今季の吉見は最多勝にふさわしい投手だった。
 ありがとう、吉見。そして、ポストシーズンもよろしくね、エース!!

 ポチリと一発、よろしくお願いします。


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コメント


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見届けて来ました

今年は野球もライブも行けなくて、
いっそのこと行かずに通そうと思ってました。

でも監督が辞めるとなれば話は別。

一生見られないんじゃないかと思っていた日本一に、
今後まず無いだろう継投の完全試合が見れた。
(しかも現地で立ち会えた)

あの東京ドームでドラゴンズの胴上げを見せてもらった。
あの采配は・・・を考えるのが実に楽しかった。

割と地元の選手を多く入団させている、
しかもそこそこ戦力になっている。
(MVPまで取りそうだし)

何よりも野球に打ち込む選手の顔が良い、
この時代に立ち会えてホント幸せです。

この選手たちが指導者になる時代も、
また楽しみですね。

-----

でらわか | URL | 2011年10月20日(Thu)00:22 [EDIT]


二年前のはどうかと思いましたが、今シーズンの中継ぎ勝利は全面的に肯定してあげたいですね。
内海選手もすばらしいピッチャーですが、17勝のうちの1勝は、中継ぎ調整のワンイニング登板。
そして巨人が迎える横浜戦は、タイトル以外にはなにもない消化試合。
重要なシーズン試合で17勝を挙げ、MVPクラスの活躍をした吉見選手が、ラッキーな調整勝利と消化試合の勝ち星の差で最多勝を取れないってのは、あってはならんことでしょう。

とーりすがり | URL | 2011年10月20日(Thu)21:26 [EDIT]


苦しく楽しい8年間

でらわか様
ご無沙汰です。

そうですね。ファンとしては今となっては楽しい思い出
ばかりですが。選手としたら死ぬほど苦しい8年であり。
出番を与えられず選手生命を終えた選手もいたでしょう。

でも、人生の糧になる経験を、所属した選手一人ひとり
が積むことができた8年だったんじゃないかなーっ?って。

「俺、落合監督の下で野球やってたんだぜ」って経験は、
選手たちにとって非常に貴重なものになると思ってます。

ではでは。

Negadra+Jack | URL | 2011年10月21日(Fri)10:25 [EDIT]


確かに

とーりすがり様
ええ、本当に。
今季の吉見は胸を張って「セリーグの最多勝!」と言って
良いと思ってます。2年前は若干インチキでしたが(笑)、
あのインチキを乗り越えて今季がある訳で。

しかも2イニングをビシャッ!ですからね。
やろうと思えば完封だって出来る力量の持ち主な訳で。

吉見についてはもう「拍手!」以外は無いです。
以前、中継ぎとして甲子園でサヨナラを打たれた後、
突然先発に戻してヤクルトにボロボロに打たれて登録を
抹消された時には「あぁ、終わった…」と思ったのですが。

終わるも何も、あの時の経験があったからこそ大きな投手
になってくれました。

頼もしい投手とともに戦える事を、嬉しく思います。

ではでは。

Negadra+Jack | URL | 2011年10月21日(Fri)10:30 [EDIT]


 

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